「ホームページ制作費はわずか10ヵ月で回収。単価が高く、しかも他店ではできない仕事だけが集まり、業務改善に成功しました」
Bici Sport Japan(ビチスポルトジャパン) オーナー 細野 謙一様
神奈川県平塚市で輸入スポーツサイクルの修理・メンテナンスを行っているBici Sport Japan(ビチスポルトジャパン)のオーナー・細野謙一様に、ソフトプランニングでホームページを制作した経緯や感想について伺いました。
Bici Sport Japan(ビチスポルトジャパン)について
はじめに、ビチスポルトジャパンの自己紹介をお願いいたします
ビチスポルトジャパンの「納屋工房」。日本全国のなかでも、輸入スポーツサイクルのメンテナンスやカスタマイズに特化した店は非常に少ないそう
ビチスポルトジャパンでは、競技用自転車や輸入スポーツサイクルを「理想の自転車」にするためのカスタマイズをしたり、メンテナンスをしたりする仕事をしています。
いわゆる自転車の新車販売はしていなく、自転車の品質を高めるためのカスタマイズを行って、機能を追求したい方向けのサービスを展開しています。
新車を扱わずに修理だけに特化しているとのことですが、現在の仕事の状況はいかがですか?
オーナーの細野様。ホームページからの集客に成功して、今では日本全国の自転車愛好家やプロの自転車をメンテナンスしています
駅前の店舗から自宅の「納屋工房」に移転し、移転と同じタイミングでホームページを作ったことで、驚くほど事業が安定しました。
当店は看板がありません。ホームページに電話番号も住所も載せていません(※)。
インターネット広告だってしてないですしブログもおろそかになっています(笑)。
それでも、ホームページからお問い合わせをいただいて日本全国のお客様の自転車をメンテナンスさせていただくという幸せな状況が続いています。
(※回収サービスをご希望の方向けの電話番号のみ載せています)
ホームページを開設した背景は?
ホームページを作った理由について教えてください。
そうですね、第一には売上に直結する「何か」が欲しくて、ホームページを考えました。
実は、駅前の人通りの多い場所に店舗を構えていたんですが急に立ち退き要求がでて…。
駅前の立地に代わる武器になるものが必要でした。
立ち退きは突然のことで戸惑いましたが、今となれば事業を考え直すいいきっかけでしたね。
立ち退き前も、現在のような自転車のメンテナンス・カスタマイズのサービスをしていたのですか?
「立ち退きでゼロからやり直すのであれば、街の自転車屋ではなく、私にしかできない仕事に特化したいと考えました」
いえいえ、違います。
当時はいわゆる「街の自転車屋」として営業していましたので、自転車の新車やパーツの販売、タイヤの空気入れなどの仕事をしていました。
当時の私の仕事は、私じゃなくてもできることばかりで、しかも在庫も抱えますから資金繰りが厳しいときもありましたね。
今はインターネットで探せば何でも買えますし、しかも安い商品を探して買うことも簡単にできてしまいます。
そうなると、特に自転車の新車は、自転車屋さんで買わなくたって手に入れることができるんですよね。
私にしかできない仕事がしたい。
それを考えると、誰よりも勉強して熟知しているメンテナンスやカスタマイズに特化した仕事だけをしていきたいと考えるようになったのです。
ホームページから得られたものとは
実際にホームページの反響はいかがでしたか?
ホームページにはメンテナンス・カスタマイズの情報のみを掲載。保険の交渉まで行うことも大きく掲載しました
ホームページを公開したのが2016年7月。
公開してから1~2週間くらいで初めてのお問い合わせがきました。
それから「他店に修理を問い合わせたものの、修理をしてもらえなくて行きづまっています。助けてもらえますか?」という、切実な問い合わせばかりが来るようになったのです。
今もなお2週間に1回はこのような自転車の修理にお困りで、他に頼むあてのない方からご連絡をいただいています。
単価が高くて他店ではできない仕事ばかりが集まるようになりました。
おかげさまでホームページの制作費はわずか10ヵ月で回収。しかも利益ベースで、です。
成功のキーポイントはどこにあると思いますか?
1)制作前の「経営コンサルティング」
私は、まずソフトプランニングに相談に行って「経営コンサルティング」を受けたことが大きいと思います。
ホームページと「経営コンサルティング」って結びつかないじゃないですか。
でも、ソフトプランニングのホームページ制作は半分以上がここの経営コンサルティングが握っています。
メンテナンスに特化したホームページを作ることになったこと、しかも「保険会社との交渉まで担当する」と大きく書いたのも、この経営コンサルティングからです。
2)仕事に集中したいから電話番号は載せない。住所も載せない。
私は自分の仕事に集中したかったので、お問い合わせはフォームだけに限定しました。
看板もなければ住所もホームページに載せていません。
自転車屋で電話番号も地図もないというのはなかなかないと思うのですが、突飛なアイデアを玉井さんが「それはいいですね!」とすんなりと受け入れてくれたところもポイントです。
結果的に、自分の業務に集中できるようになりました。
3)自分の言葉ですべての原稿を執筆
ホームページを作るときにとにかく原稿の完成度が求められました。
自分で考えて考えて、やっと絞り出した言葉がホームページに掲載されています。
掲載する情報の取捨選択もアドバイスに従って原稿をやり取りするときに行いました。
当初はホームページ制作を依頼して、制作費をお支払いすれば原稿制作もやっていただけると思っていたので、原稿制作は手間がかかりましたね。
でも、やっぱりホームページは自分の分身みたいなものだから自分で考えて書くことに意味があります。
見ている人にはわかってしまうと思いますから。
終わったときは「やっと終わった!」という夏休みの宿題のような達成感でいっぱいですよ。
4)制作後、SEOで上位に表示されているところ
ホームページは作っただけでは意味がありません。
誰かに見てもらってこそホームページの成果につながります。
当店のホームページには、パーツの名称やメーカー名で検索してもらうとヒットします。
自転車のカスタマイズやメンテナンスでお困りの方は、まずメーカー名やパーツ名で探しますから、そういった人たちに届くキーワードで上位表示されているのは予想以上の効果でした。
公開後の更新に力をいれていなくても、上位表示されているので助かっています。
なぜソフトプランニングか?
ソフトプランニングに依頼した理由を教えてください。
「集客に特化しているホームページ制作」という点に惹かれてソフトプランニグに依頼
制作会社はインターネットであちこち検索して比較しました。
デザインに凝った派手な仕掛けのあるホームページもたくさんありました。
そのなかでソフトプランニングは、集客に特化していることが一目でわかり、伝えたいメッセージがシンプルでした。
特化した強みがある制作会社って案外少ないものです。
また、ソフトプランニングは私と同じ中小企業の制作実績も豊富で、「いろんな業種で集客の成功事例」があることも決め手になりました。
制作で印象に残っている点はありますか?
ソフトプランニングは、苦手なところを底上げしてくれるというよりも、得意なところをグッと持ち上げてくれる制作会社ですね。
ビジネスとして狙うべき価格帯や、第三者から見て印象のよいファッションまで、的確に指摘してくださいます。
私のファッションについては言いにくいことだと思うのですが、やっぱりアドバイスをいただけてよかったです(笑)。
振り返って考えると、ソフトプランニングのホームページは、ホームページというモノを売るだけじゃなく、ビジネスの指導をしてくれるコンサルタントという表現の方が正しいと思います。
当店の規模では経営コンサルタントを雇えませんから、ホームページ制作を通じて経営の勉強もさせていただきました。
今では私に「経営者視点」が生まれて、仕事へのモチベーションもぐんぐん上がっています。
ソフトプランニングに依頼して一番良かった点はどのような部分ですか?
「ホームぺージを作ったことで、本当に私の技術が必要な人だけが集まってくる理想的な事業展開ができるようになりました」と細野様
とにかく、私が欲しいターゲットにメッセージが届くようになり、売上に直結できたところです。
私も、本当にやりたい仕事だけに熱中できるようになりました。
好きな仕事がビジネスになるという、シンプルな事業展開ができるようになったのはソフトプランニングのおかげです。
ビチスポルトジャパンのこれから
これからの展望をお聞かせください。
私は競技用自転車や輸入スポーツサイクルのカスタムとメンテナンスが得意です。
その方面の勉強は誰にも負けません。
これまで当店のサービスを求められていたお客様に対しても、これからはじめてみようというお客様に対しても、メンテナンスやカスタマイズで自転車が持っている性能は皆さんの考えている以上だということを知っていただきたいですね。
そして、自転車を趣味にしたり競技したりする人口が増えていくことを願っています。
最後にソフトプランニングに向けてメッセージをお願いいたします。
ホームページのおかげで、自分の得意な分野だけで勝負ができるようになりました。
コスト面でお断りされるお客様もいなくなりましたし、遠くは札幌からでもオーダーがくる店舗に成長しました。
2年前の僕には想像できない毎日です。
ホームぺージを作るだけでなく、事業に大きなインパクトを与えていただきありがとうございました!
納屋工房にて。「ホームページが、新しい世界との窓口です」お忙しいなか、取材にご協力いただきありがとうございました
取材日時:2017年12月
取材・制作:河瀬 萌
ビチスポルトジャパンのホームページ http://www.bici-sport-japan.com/