「成功の鍵はブランディングです。差別化された“お坊さん弁護士”というブランドがその後のホームページ集客とPRにつながりました」円城法律事務所 弁護士 円城 得寿様
円城法律事務所の弁護士・円城 得寿様に、ソフトプランニングでホームページを制作した経緯や、その成果を詳しく伺いました。
滋賀県守山市にある円城法律事務所
はじめに、円城法律事務所の自己紹介をお願いいたします。
円城法律事務所は、2012年に開業した滋賀県守山市にある法律事務所です。
本日はよろしくお願いいたします。
JR守山駅から歩いて6分のビルの2階に円城法律事務所があります
事務所から歩いて3分ほどの場所にご実家の曹洞宗大光寺があり、年間15日は僧侶としての仕事を行っています
現在の仕事の状況はいかがですか?
仕事状況は順調です。2012年に開業後、半年はホームページを作らず運営しておりました。当初はマンションの一室を事務所にしていましたが、開業して3年目の2015年、守山駅に比較的近くアクセスの良い場所に事務所を移転することができました。
ホームページ制作の背景と、その成果について
ホームページを作った背景を教えてください。
「ホームページは情報を探している人に届く媒体です。ですから、法律問題で困っている方にアプローチするには最適だと考えました」
開業当時、集客力を上げるためには、ホームページが最も有力なツールだと考えました。ホームページは看板やチラシと違って、困っている方が目的を持って情報を探してくださる媒体です。「情報を探している方に向けて、無駄なくアプローチできる効果的な媒体」として、ホームページが最適でした。
実際にホームページを公開して、反響はいかがですか?
公開当初は受任前の法律相談でいらっしゃる方の人数は、約8割がホームページからお申し込みでした。現在は認知度が浸透してきたために紹介からのご相談が増えてきまして、ホームページからが5割、紹介が5割くらいになっています。
受任件数で考えますと、ホームページがなかった頃は月に1~2件、それがホームページを作ってからは月5~6件へと増加しました。
また、開業当初は地域密着型の弁護士事務所を考えていたものの、ホームページからのお客様は遠くから来てくれます。滋賀県守山市の近くだけでなく、福井や大阪から来られたこともありましたし、滋賀県内でも遠いエリアからの集客が見込めることがうれしい驚きでした。
ソフトプランニングで制作した円城法律事務所のホームページ。
一番目立つヘッダー部分に「あなたを守るお坊さん弁護士」とキャッチコピーをつけて強みを見える化しています。
公開して2カ月でホームページ制作費分の売り上げになったそうです
円城弁護士が考える集客の成功要因とは?
集客の成功要因はどこにあると感じていますか?
私が考える成功要因は5つです。
① 差別化されたブランディングをしたため
玉井先生に「お坊さん弁護士」というキャッチコピーをつけていただき、ブランディングしていただいたことは、本当に感謝しています。はじめは僧籍を持っていることを隠して起業をしようと考えていましたが、玉井先生に「強みだから押し出していきましょう」とアドバイスしてもらったんです。
そのおかげで、『東洋経済オンライン』に「二足のわらじ弁護士」として紹介していただき、『弁護士ドットコム』や滋賀県版の『朝日新聞』からも取材していただくことができました。
この発端はソフトプランニングにしていただいた「お坊さん弁護士」というブランディングが差別化されたものだったからでしょう。
『東洋経済オンライン』に掲載された様子。
記事中ではサラリーマンから弁護士になった経緯や、ホームページ集客にもふれています。
(以下、東洋経済オンラインより印用)「開業時にホームページに思い切った投資をした効果で、
ネット経由の相談依頼は順調に推移した。
自分の地元で相談がしにくいからと、隣県から相談に来る依頼者もいる」
② 調べてもらいやすいキーワードでSEOの上位にきているため
「滋賀 弁護士」「滋賀県 弁護士」という、困っている方たちが検索しやすい単語で検索結果の上位に表示されています。ホームページを作っても、SEOで上位にきていなければ無意味なものになってしまいますから、SEOに強い点も成功要因の一つでしょう。
③ 内容をじっくりと読んでもらえる、中身の濃いホームページのため
私のホームページは「内容が詰まっていて、すごく分かりやすい」と来訪された依頼者からよく言っていただいております。看板や紙媒体の限られたスペースでは載せきれない情報量をホームページにたくさん載せたことで、幣法律事務所の魅力を伝えられるのだと思います。
また、ホームページの情報量とSEOは関連していると聞きます。ホームページのページ構成やコンテンツの書き方は、ソフトプランニングから教えていただいたのでそのように書き進めていき、このような成果物となりました。
④ プロフィール写真を大きく使っているため
プロフィール写真を大きく使った点も良かったです。「写真を見て相談に乗ってもらいやすそう。話しやすそうだから来た」という方もたくさんおられるので、写真は大事だと思いましたね。
実は、玉井先生のところに行くまでは写真は載せないつもりだったんですよ。でも結果的に東京の専門のスタジオまで行ってきちんと撮っていただき、ホームページに掲載して正解でした。
⑤ 2013年からスマートフォン対応をしているため
最初からスマホ向けのサイトも制作したことで、より多くの集客につながったと実感しています。最初は半信半疑でしたが、2016年になってスマホからの問い合わせが急増しているような気がいたします。
お年寄りはパソコンや紹介で来られることが多いのですが、スマホから検索してくる方はその方たちの子どもですね。30~40代の方はスマホで検索して来てくださるので、スマホ対応はしておいて間違いありませんでした。
なぜ、ソフトプランニングなのか
ホームページ制作会社にソフトプランニングを選んだきっかけは?
ソフトプランニングは、東京のロースクール(司法試験のための学校)でお世話になった先生からの推薦でした。その先生から「このようなサイトを作らないと士業の集客に結びつかないですよ」と紹介していただいたホームページがソフトプランニングで制作したものだったのです。
実は、その先生が教えてくださったホームページの会社に電話して、どこの制作会社で作ったのか教えてもらったんですよ。その特許事務所の弁理士さんも丁寧に教えてくださったのが印象的でした。
ソフトプランニングのどのような点を評価していますか?
私がソフトプランニングにお願いして良かったと感じていることは3点あります。
① 将来の経営戦略を考えるきっかけになった点
最初に、神奈川県秦野市にある事務所に伺って、ホームページ制作の打ち合わせをしました。その際、玉井先生とお話をしていると、ホームページだけの話ではなくなり、事務所の経営戦略全体にまで発展しました。
弁護士としてこれからどのように経営していくか考えるきっかけをいただいたんです。そこまで考えてもらえて、改めて自分の仕事を振り返ることができました。
② 代表の玉井先生自身が制作に携わっている点
制作中に何度が事務所に伺って打ち合わせをさせていただきました。実際に制作をするディレクターは別にいますが、キャッチコピーを考えたりトップページの構成を考えたりするのは玉井先生ご自身でした。丁寧な対応をしていただいたと感じています。
③ 丁寧な保守サービスがある点
ホームページを制作してもらったところに保守サービスもお願いすることで、その後のコンセプトが統一すると考え、公開後もお世話になっております。何かあればスピーディに対応してもらえますし、逆に変更したほうが良い点は指摘いただけるので、そういったアドバイスがいただける環境はとても貴重です。
保守運用によって、SEOで上位にきている状態をつくっていただけている点もありがたいですね。更新しないとホームページの順位も落ちてしまうので。
集客に悩んでいる弁護士の方々に向けて
最後に、集客に悩んでいる弁護士の方々に向けてメッセージをお願いします。
「ホームページ制作を依頼するときは、どれだけ成功実績があるかどうか見極めることが大切。
その点、ソフトプランニングは実績があります」
まずはホームページを依頼しようか検討している会社の制作実績を見て、そのなかに成功実績があるかどうかをしっかり見極めることだと思います。少々お金をかけてでも、実績のある制作会社にお願いするのが一番だと思います。そうでないと、せっかくかけた費用が無駄になってしまいますからね。
その点、ソフトプランニングは歴史も実績もあり、安心できました。
では最後に、ソフトプランニングにメッセージをお願いいたします。
最近専門性を求める依頼者が増えているように思えます。以前は検索ワードが、「滋賀 弁護士」だったんですけど、最近は「相続 滋賀 弁護士」や、「離婚 滋賀 弁護士」などに変化し、より専門分野を持った弁護士を探す傾向が増えてきている気がします。
そういったニーズに応えるという面でも、私自身の専門性を高めると同時に、ホームページ上でも訴求していきたいと思っています。今後も時代やニーズの変化を察しつつ、ホームページのアドバイスをお願いいたします。
「すべては“お坊さん弁護士”というキャッチコピーから始まりました。玉井先生、ありがとうございました」
~お忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました
取材日時:2016年11月
取材・制作:河瀬 萌
円城法律事務所のホームページ http://www.enjoh-law.com/
東洋経済オンラインの掲載ページ http://toyokeizai.net/articles/-/75217